2019/11/16 00:01

ぴりりとした辛さと爽やかな若葉の香り。
「たで酢」とは京の都で古くから愛されてきた調味料。
涼味溢れる鮮やかな若葉色とキレのある味わいが和洋を問わずさまざまなお料理のアクセントに最適です。


意外づくしの調味料
目がさめるような緑色。たで酢をご存じない方は大体「えっ!?」と驚かれます。それほどまでに鮮やかで美しい色彩をもつ「たで酢」。実際に口にしてみると、その驚きはさらに強まります。

実はなんと、辛いのです。
初めて口にした時のあの驚き。まろやかな酸味のなかに芯を持った辛さがさっと閃くのです。
なんとも若々しいタデの香り。さっと吹き渡るような爽やかさを持つ酸味と辛味。他にはない個性的な味わいが、鮎を始めとする繊細な味わいの魚や料理によく合うのです。

色、味、風味。どれも意外づくりの調味料、たで酢。
株式会社大徳は、この独特の調味料をもうひとつの「名代(代名詞)」として定め、日々職人手作りの商品づくりに取り組んでいます。


あまり知られていない「タデ」
大徳のたで酢の原料は「ヤナギタデ」。このヤナギタデの葉を噛んでみると、かなりの辛味に驚かされます。この辛味の正体は「タデオナール」と呼ばれる抗菌成分。その抗菌作用は刈り取りをするときも、全身防護しないと目や皮膚がただれてしまうほどに強いのです。

このヤナギタデ、実は平安の昔から薬草としても用いられており、現代でも抗菌作用や解毒作用などが注目されています。いわば日本古来のデトックスハーブとして注目されています。